【化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング 成功と失敗の法則】 〈19〉今日から使える心理トリガーを使ったテクニック(2021年10月14日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 こんにちは。EC・通販コンサルタントの山口です。今回も化粧品・健康食品業界のダイレクトマーケティングに役立つ情報をお届けします。


■人の心を動かす仕掛けを考える

 本日は、具体的に人の感情を動かす方法にはどのようなものがあるのかをご紹介します。
 ダイレクトマーケティングの世界では、そのようなものを「心理トリガー」と呼んでいます。心理トリガーというのは、顧客が何かを購入するときの「きっかけ」「決め手」になるような心理的な仕掛けです。
 ここでは、化粧品・健康食品の販売に役立つテクニックや、間違いやすい考え方を、具体例を交えて紹介していきます。


(1)プレゼントはサプライズ形式

 通販ビジネスでよく使われる手法が「プレゼント」です。例えば、定期的に購入している商品に、おまけやサンプルがプレゼントとして一緒に送られてくるといった経験がある方も多いのではないでしょうか。
 こういったプレゼント施策において間違いやすいのは、「定期購入の何回目にプレゼントをあげます」と事前に伝えてしまっているケースです。
 プレゼントがあることを事前に知らせてしまうと、それ自体はうれしいことでも「感情を大きく動かす」といった効果は期待できません。つまり、「プレゼントをあげれば長く継続してくれるだろう」というビジネス上の意図が消費者にも見えてしまい、その価値が半減してしまうのです。

(続きは、「日本ネット経済新聞」10月14日号で)

〈プロフィール〉
山口 尚大(やまぐち・たかひろ)
 EC・通販コンサルタント。クリームチームマーケティング合同会社代表兼CEO。2006年より化粧品、健食業界に特化したダイレクトマーケティング支援を行い、150社250ブランドを超えるクライアントの売り上げアップを実現。豊富な経験とノウハウをもとに最新のアウトプットを提供している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング 成功と失敗の法則 連載記事
List

Page Topへ