【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】連載108 パーソナライズ商品のその先〈上〉

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 長引くコロナ禍でECが追い風といわれる昨今、食品から日用品、服飾雑貨に至るまで、ネットショップを利用して購入する消費者が増えました。
 その一方で、「口に合わなかった」「思った商品と違った」など、失敗を経験する消費者も増えています。
 今回は「消費者の希望にマッチする商品とは何か」を考えます。


■ネットショップ購入の落とし穴

 消費者が買い物をする際に、特に重視するのは、「見た目」と「価格(ポイントやクーポンを含めて)」です。CVを大きく左右するのはこの二つの要素なのです。
 例えば、あなたが春物のカットソーを、「300円OFFクーポン付きでお買い得だった!見た目も気に入ったし、オフィス用にパンツインして着よう」という理由で購入したとしましょう。ただ、手元に届いた商品は思った以上に横幅が広く、着丈も長かったとします。
 ページ内に詳細なサイズ表記はあったけれど、「普段通りのMサイズなら安心」と、あまり気に留めず購入してしまったのでしょう。
 ここで気になるのが、消費者がこの商品を、「今後も着用するのか」ということです。
 同様の商品を店頭で購入する場合は、商品を体に当ててサイズを確認することもできますし、試着もできます。そのため、購入後にサイズが合わないというケースは稀です。一方で、ネットショップの場合、商品詳細ページに記載された情報だけで購入するかどうかを判断しないといけないのに、肝心な情報を見落としてしまうケースは多々あります。

(続きは、「日本ネット経済新聞」4月15日号で)

〈著者プロフィール〉
 長山衛(ながやま・まもる)氏
 某大手食品ECサイトで運営を手掛けた後、08年10月にECサイトの運営代行などを手掛ける株式会社ネットショップ総研を設立。
 11年11月に「食品ネットショップ『10倍』売るための教科書 リピーターを確実に増やす商品プレゼン77のテクニック」(日本実業出版社)を上梓。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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