【「リピート通販」システムでできるLTV向上術】第2回〈IT化が成長の鍵〉/システム入れ替えの検討も必要

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■長期間使えるシステム投資

 少子高齢化による生産年齢人口の減少は、通販業界においても他人事ではありません。そこで今取り組んでおかなくてはならないのが、通販業務のIT化です。
 仮に人材を採用できたとしても、思うような成果を上げられなければ、人材教育にかける費用も時間も無駄になってしまいます。
 それならば多少コストがかかっても、長期間使えるシステムに投資した方がずっといいはずです。
 例えば次のようなことはありませんか?

□次回以降の定期予約の変更や休止を、通販システムとは別のファイルで管理している

□キャンセル、返品、返金等は、通販システムと別の経理システムなどに手入力している

□返金処理を行うと過去のデータが変更され赤伝処理ができない

□DMや紙媒体などオフラインの施策データを別のファイルで管理している

□同梱設定のパターンが少なく、細かいCRM施策ができない

□顧客分析をしようとしても欲しいデータの抽出に時間がかかる

□ECサイトや外部モールのデータの取り込みに時間がかかる


■カスタマイズ、入れ替え検討

 このような作業は、月に10件くらいなら手作業で行えます。しかし、月に商品を1万件、10万件出荷するようになってくると、作業も比例して増えてきます。そのため、業務を属人化させることなくシステムで対応させることが重要です。

(続きは、「日本ネット経済新聞」2月27日号で)

〈筆者略歴〉
西川 浩司(にしかわ・こうじ)
 2001年、東通メディアに入社。新聞折り込み発注システムの開発に携わる。2006年からリピート通販に特化した通販基幹システム「通販マーケッター」の開発をスタート。多数の通販企業さまにシステムの導入と支援を行う。2019年、執行役員に就任。システム部門を統括する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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