【「リピート通販」システムでできるLTV向上術】第11回〈CRM施策の効果を上げる新たな手法(2)〉/SMSによるCRM施策

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 前回ご説明したように、これまでの手法によるCRM施策では既存顧客に対し必要な情報を必要なタイミングで伝えることが難しくなっています。そうした中、第5の手法として注目を集めているのがショートメッセージサービス(SMS)です。


■SMSとは

 SMSは携帯電話番号を宛先として、テキストメッセージを送信できるサービスです。メールの開封率が10~20%といわれているのに比較して、SMSの到達率は90%以上と高いのが特徴です。
 リピート通販の場合、電話での注文が多くなりますが、携帯電話の番号なら取得は簡単です。さらにナンバーポータビリティー制度によって、キャリアが変わっても電話番号は変わらずに済むため、永続的に活用できます。
 ミック経済研究所が17年に発表した調査によると、国内のSMS配信サービスの市場規模は右肩上がりで拡大しています。16年度には2億2460万通のSMSが配信されており、21年度にはその10倍以上の規模に膨れ上がると予想されています。

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月19日号で)

〈筆者略歴〉
西川 浩司(にしかわ・こうじ)
 2001年、東通メディアに入社。新聞折り込み発注システムの開発に携わる。2006年からリピート通販に特化した通販基幹システム「通販マーケッター」の開発をスタート。多数の通販企業さまにシステムの導入と支援を行う。2019年、執行役員に就任。システム部門を統括する。


■SMSのメリット

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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