【EC関連リサーチ】〈ネオマーケティング調査「最も使うECサイト」〉/過半数が「楽天市場」 アマゾンと併せ合計9割

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ECサイトの中で最も頻繁に使われているのは楽天市場─。マーケティング支援を行うネオマーケティング(本社東京都、橋本光伸社長)がネットユーザーを対象に実施したECサイトの利用状況に関するアンケート調査によると、全体の53・8%が「楽天市場を最も多く使う」と回答した。回答者の約9割は、最も頻繁に使うECサイトとして楽天市場かアマゾンを挙げており、EC業界における2強体制があらためて示された。

女性は6割超が楽天、男性はアマゾンも1位

 調査は15年5月12~13日、ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」を使い、「ECサイトに関する調査」を実施した。調査対象はECサイトで買い物をした経験がある20歳以上の男女500人。男女250人ずつをサンプルとした。
 最も頻繁に利用するECサイトに関する質問は、単数回答の選択式で実施した。選択肢は「楽天市場」「アマゾン」「Yahooショッピング」「ポンパレモール」「DeNAショッピング」「ZOZOTOWN」「メーカー・ブランドの公式通販サイト」「小売店の公式通販サイ」「その他」の10項目。
 選択肢ごとの割合は「楽天市場」が53・8%、「アマゾン」が34・6%、「Yahooショッピング」が6・4%、「メーカー・ブランドの公式通販サイト」が3・0%と続いた。
 「ポンパレモール」「DeNAショッピング」「ZOZOTOWN」「小売店の公式通販サイト」「その他」の4項目は合計で3・0%にとどまった。
 男女別で回答を分析すると結果は少し異なる。男性に限定すると「楽天市場」と「アマゾン」は44・4%で同率1位。一方、女性は63・2%が「楽天市場」と回答し、「アマゾン」は半分以下の24・8%だった。
 スマートフォンの普及でECを取り巻く環境は変化しているものの、「女性に強い楽天市場」「男性が好むアマゾン」という傾向は続いているようだ。


ECサイトの利用、月1回以下が63%

 同調査ではECサイトで買い物をする頻度も質問した。選択肢は「毎日」「2~3日に1回程度」「1週間に1回程度」「2~3週間に1回程度」「1カ月に1回程度」「それ以下の頻度」。
 最も多かったのは「1カ月に1回程度」で36・6%だった。次いで「それ以下の頻度」が26・4%を占め、ECサイトの利用頻度が月1回以下にとどまる回答者は全体の63・0%を占めた。
 ECによる買い物の頻度が「毎日」と回答したのは全体の1・2%。「2~3日に1回程度」は2・8%、「1週間に1回程度」は11・8%、「2~3週間に1回程度」は21・2%だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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