【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第517回 カニ・海鮮加工商品専門ECサイト〈「京都丹後 海鮮の匠魚政」〉/ゆで技術を追求、自宅用需要も取り込む(2025年11月6日号)

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セイコガニの甲羅盛り 蟹の宝船

セイコガニの甲羅盛り 蟹の宝船

 京都府京丹後市で60年以上に渡り魚屋を営んできた魚政。独自の目利きで厳選した最高品質のズワイガニ「プレミアムズワイガニ 魚政BLACK」をはじめ、セイコガニの甲羅盛り「蟹の宝船」、缶詰シリーズなど、人気商品を数多くラインアップ。ECサイトは多くのリピーターを獲得し、成長を続けている。谷次賢也社長に話を聞いた。

◆こだわり・特徴

 仕入れから加工、販売まで、全て自社で行っている魚政。素材の良さはもちろん、手間を惜しまない管理とゆでの技術により、おいしさを追求している。
 「大手業者は大型のスチームボイラーでゆで上げますが、当社では火加減、塩加減、時間などに柔軟に対応できる中型のガスバーナーを使っています。ゆで上げ後のカニの洗いも一匹ずつ丁寧に行います。手間暇はかかりますが、水くささや気になる匂いもなく、カニ本来の味が抜けずに仕上がります」
 おいしさだけでなく、見た目の美しさ、食べやすさを追求した甲羅盛りも人気だ。
 「『蟹の宝船』は、得意先の旅館でこの料理の下仕事をしていた際、たまたま見ていた通販会社社長の『この商品はおもしろい。販売しましょう!』という一言から商品化しました。カニをさばく手間がなく、箸だけでおいしく食べられるので、一気に人気が出ました。なかでも、年配の方から『手が不自由になってカニを食べられなかったが、宝船のおかげで食べられるようになった』と喜んでいただけたのは、特にうれしかったです。最近は甲羅盛りの商品が多く出回っていますが、素材のセイコガニの味に自信があるので、他の商品に負けるはずがないと思っています」


◆客層・声

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月6日号で)

〈運営会社概要〉
 【運営】株式会社魚政
 【ショップ開設時期】2005年10月
 【EC運営人数】4人
 【ショップ形態】自社ショップ、うまいもんドットコム
 【導入システム】futureshop
 【配送委託先】ヤマト運輸
  ※ネットショップ向けの卸については応相談

贈答用のほか、自宅用としても人気

谷次賢也氏

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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