【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第515回 栗菓子専門ECサイト「RICO DOLCE」/口コミ、メディア露出で広がる栗の味わい(2025年10月23日号)

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花村舞氏

花村舞氏

 栗加工機械の製造などを行う岐阜県岐阜市のクリア機械が立ち上げた自社ブランド「RICO DOLCE(リコドルチェ)」。日本の栗のおいしさを全国に発信すべく開発した「生モンブラン和栗」などの栗菓子は、ネット販売を通じて全国にファンを増やしている。2025年4月には東京・日本橋店をオープンし、実店舗とECの相乗効果も生まれているという。パティシエの花村舞氏に話を聞いた。

◆こだわり・特徴

 リコドルチェのテーマは「日本一おいしい栗菓子をつくる」こと。そこには、岐阜で生まれ育った花村氏ならではの思いがあるという。
 「岐阜の山に囲まれた地域で、昔から身近にあった栗という素材の奥深さに魅了され、栗菓子をテーマにしました。栗菓子は、四季を味わう日本の文化そのものだと考えており、単なるスイーツとしてではなく、旬の一粒に込められた生産者の努力や日本の美意識を感じられるようなお菓子づくりを目指しています。栗は熊本県産をはじめ、地元・岐阜県山県市産など全国の優れた栗産地のものを使っています。現地を訪ね、生産者さんの栽培方法や栗への向き合い方を見せていただいた上で、その年に最も香りと甘みのバランスがいい栗を選定しています」
 山々に囲まれた小さな工房で、職人がすべて手仕事で仕上げる栗菓子には、さまざまなこだわりが詰まっている。
 「一口食べた時、栗そのもののおいしさが伝わるお菓子を目指しています。見た目の美しさも大切な要素です。効率よりも温もりを大切にしながら丁寧につくることで、手に取った瞬間に特別感を感じてもらえたらと思っています」



◆声・客層

(続きは、「日本ネット経済新聞」10月23日号で)

<運営会社概要>
【運営】株式会社クリア機械
【ショップ開設時期】2020年9月
【EC運営人数】2人
【ショップ形態】自社ショップ
【配送委託先】ヤマト運輸

栗きんとん黄金

生モンブラン和栗

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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