【こだわりの逸品を全国展開 特産品ＥＣ】　第５１６回　沖縄そば専門ＥＣサイト<「にしんすに」>／スープにこだわり独自の味を提供、お取り寄せ大賞に（2025年10月30日号）

　沖縄本島北部、本部半島の北西に浮かぶ伊江島・伊江ビーチに店を構える、にしんすに。この店の看板メニューは、「おばぁ」が愛情を込めて作る沖縄そば。地元の人や観光客に愛されているそのおいしさは、口コミやメディア露出によって全国に広まり、人気のお取り寄せへと成長した。ＥＣサイトを運営する内間陽二氏に話を聞いた。

◆きっかけ・特徴

　伊江島で飲食店「にしんすに」を始めて約４０年という店主で料理人の「おばぁ」こと内間洋子氏。長年愛されてきたお店だが、コロナの影響で営業がストップ。離れている人たちに伊江島の味を届けたいと、内間陽二氏は自社ＥＣサイトを立ち上げた。
　「当時は先の見通しがないまま、店の予約が次々キャンセルになっていき、緊急事態宣言が出て……。時間だけはあったので、商品開発を兼ねてクラウドファンディングに挑戦し、多くの人の応援をいただいてお取り寄せ商品が完成しました。その後ネットショップを立ち上げ、離れているお客さまにも笑顔を届けられるよう、日々頑張っています」
　トロトロの三枚肉と「どデカソーキ」が乗った「にしんすにそば」はインパクト十分。一つ一つの工程にこだわった独自の味が人気の秘密だ。
　「当店のこだわりは、なんといってもスープ。３種類の豚肉から抽出した豚骨だしをベースに、昆布で塩味をプラスし、大量のかつお節で味を整えます。肉は約５時間かけて煮込み、煮付けには隠し味で伊江島の黒糖を使い、まろやかで深みのある仕上がりに。自慢のスープに麺と具材を加え、この店でしか味わえない沖縄そばが完成します」


◆広がり

（続きは、「日本ネット経済新聞」１０月３０日号で）

<運営会社概要>
【運営】合同会社ｎｉｓｈｉｎｓｕｎｉ.ｃｏｍ
【ショップ開設時期】２０２１年７月
【ＥＣ運営人数】３人
【ショップ形態】自社ショップ
【導入システム】ＢＡＳＥ
【配送委託先】ヤマト運輸