【有人接客とAI接客〈顧客満足度向上のメソッド〉】第6回 再び脚光を浴びるカリスマ店員

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■デジタル上での「ヒト消費」

 ECサイトが普及したことや、SNSのような自身のセンスを簡単に発揮できる場が増えたことにより、アパレル業界の実店舗ではここ数年、カリスマ店員の必要性が低くなってきていました。
 一方で、インスタグラム(以下インスタ)が普及した結果、実店舗以外のところで、カリスマ店員が再び脚光を浴びるようになっています。
 ある大手アパレルメーカーでは、店舗スタッフが作った、インスタの個人アカウントから、ECサイトに顧客が流入するケースが増えているそうです。インスタでは、スタッフ個人が、商品やコーディネートを紹介しています。そこからECサイトに顧客を流入させる流れも構築されており、個人アカウントからの流入割合は全体の1~2割を占めているようです。
 このような変化が起きた背景には、ECサイトの大量の商品の中から「何を選べばいいのか」と迷っている、顧客の状況があるのだと考えられます。顧客をサポートするデジタル接客が求められているのです。

(続きは、「日本ネット経済新聞」3月19日号で)

〈筆者プロフィール〉
空色 中嶋洋巳社長
 2005年4月西日本電信電話入社。2013年10月空色を創業。チャットを軸としたウェブ接客ソリューション「OK SKY」の開発・提供、チャットセンター運用受託事業を展開。2016年からIBM Watson等のAIを活用したチャットボットの提供を開始し、AIと人を組み合わせた新たな購買体験の創出に取り組む。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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