【体験レポート】 <QVCジャパン> 表参道でイベント実施/若年層からシニア層まで来場(2023年10月5日号)

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2階では商品を試すことも可能

2階では商品を試すことも可能

 テレビ通販大手のQVCジャパン(本社千葉県、伊藤淳史CEO)はこのほど、東京・港区北青山の「ZeroBase表参道」でポップアップショールーム「QVCウェルネスサロン2023」を開催した。ショールームには、QVCジャパンの既存顧客であるシニア層から潜在顧客の若年層まで来場した。新規顧客へ認知拡大につながったという。
 今回ショールームを開催した背景には、QVCジャパンとして、若い年代層へ認知を広げたかった狙いがある。
 「コロナも落ち着き、街に人流が戻っている。外に出て買い物をしようとする人が増えている。表参道はご年配の人から、30代の人まで幅広い人が訪れる。潜在顧客にまで知ってもらえると思い、出店することにした」(伊藤CEO)と話す。


■日替わりで陳列が変化

 ショールームでは、9月の「美容健康月間」に紹介する美容関連商品を中心に、約20ブランド40点以上を陳列した。見るだけでなく、体験できるコーナーも用意した。
 1階の「リアルTSVスペース」では、アイテムの展示に加え、QVCジャパンが日替わりのお薦め商品を特別価格で紹介する「TSV(TODAY’S SPECIAL VALUE)」や、当日限りのお買い得商品「TP(TODAY’S PLUS)」を紹介した。
 その日にお得に購入できる商品を、入口近くのスペースで紹介した。来場した日によって陳列のラインアップが変わる。QVCジャパンならではの買い物をリアルに体験できるスペースになったという。
 2階の「QVC Beauty Bar」では、全ての商品を試すことが可能だ。ユーザーは日頃、テレビショッピングやECなどで紹介されているアイテムのテスターやサンプルを、実際に手に取ることができた。ショールーム内に設置したQRコードから「QVC.jp」にて商品を購入することもできるようにした。


■サプライズゲストも来場

 9月8日には、サプライズゲストとして、アーティストのMatt Rose(マット・ローズ)が来場し、会場からインスタグラムでライブ配信を実施した。後日、Matt Roseのインスタグラムのライブ配信を見て来場したユーザーがいたという。このほか、QVCショッピングナビゲーターやQVCゲストなども来場した。
 「予期しなかった出会いを喜ぶ顧客の姿を見ることは、私たちにとっても喜びだった。ポップアップショールームという形での取り組みは初めてだったが、QVCジャパンらしい親しみやすさや温かみを体験頂けたイベントとして一つの成功事例となった。商品や空間を通じて、新しい世代の顧客とつながるタッチポイントの創出を実現した」(広報)と説明する。

伊藤淳史代表取締役CEO

「QVCウェルネスサロン2023」を開催

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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