【Eコマース業界地図「決済編」】顧客ニーズに合った「後払い」「ID決済」が台頭

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 ECサイトの「決済」は、顧客中心のサービスが求められるようになってきた。スマホユーザーが増えたことにより、利便性の低いサービスやユーザー志向に合わないサービスは選ばれない傾向にある。本特集はECのウェブメディア「eコマースコンバージョンラボ(ecclab)」と共同で、ECサイト向け決済のサービスマップをまとめた。多様化している決済サービスに柔軟に対応することで、顧客の取り逃がしを防ぐことができる。

 スタートトゥデイは8月、ファッションECモール「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」において後払い決済サービス「ツケ払い」の利用者数が100万人を突破したと発表した。女性ユーザーの利用率が高い後払い決済に対応したことで、ECモールの利用促進に成功した。
 「ゾゾタウン」のようなECモールが対応したことで、「後払い決済」の利用率はますます拡大しそうだ。クレジットカードを保持していないユーザーのEC利用を促すこともできる。
 ECモールが提供する「ID決済」も利用が進んでいる。昨年からパッケージやカートASPが相次いで「ID決済」に対応したことで、ECサイトへの導入が進んだ。
 カートASP大手のフューチャーショップは9月5日、アップルが提供する決済サービス「ApplePay(アップルペイ)」に対応した。iPhoneなどに設定したユーザー情報を用いて手軽に決済できる同サービスは、指紋認証だけで決済を完了できる。
 「ヤフーショッピング」も今秋、「アップルペイ」に対応するとの報道があり、ECサービスにおいて同決済サービスが普及する可能性は高い。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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