【ECコンサルタントによる「勝手にECサイト分析」】□□470 ジャパンEコマースコンサルタント協会 矢崎宏一郎客員講師 <「カゴノオト」>/”旬の積み重ね”で高付加価値化に成功(2025年10月30日号)

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1年かけて四万十の旬で作る「シュトーレン」

1年かけて四万十の旬で作る「シュトーレン」

 菓子ECと聞くと、手軽さや価格訴求、季節限定のラインアップが真っ先に思い浮かびます。
 しかし、四万十に拠点を置く「カゴノオト」の通販サイトは、その常識を丁寧に覆す構築になっており、”1年かけて作るシュトーレン”という独自性で高付加価値を実現しています。
 まずこのサイトの最たる特徴は、素材への徹底したこだわりです。四万十の地で収穫される季節の果物・野菜を、ドライフルーツではなく、生のフレッシュな状態から月毎に仕込み、1年を通じて12種類の素材を集めて熟成させ、それをシュトーレンという形で焼き上げています。
 つまり「1年かけた旬でつくるシュトーレン」というコンセプトそのものが商品価値になっており、これが”希少性”や”ストーリー性”を喚起しています。


■サイト構成も巧み

 次にECサイトとしての構成も巧みです。

(続きは、「日本ネット経済新聞」10月30日号で)

<筆者プロフィール>
矢崎宏一郎 客員講師
 ISSUN チーフマネージャー。専門分野はWEB広告、EC販売支援。WEB広告の中でもAI系広告を得意とし、事業規模に合わせた集客戦略でD2Cの売上を2年で10倍にするなどの実績を上げている。日本上位3%の代理店であるGoogle Premier Partner認定に貢献。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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