【食品宅配特集 売上高ランキング】(2026年2月26日号)

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 本紙が実施した食品宅配企業の売上高調査によると、主要16社の合計売上高は2157億3200万円だった。前年調査と比較した実質伸び率は0.6%減とマイナス成長だった。競合の増加で新規顧客の開拓が難しくなっていることに加えて、物価高の影響で大手を中心に減収が目立つ。ただ、直近の四半期業績を見ると増収に転じる企業が目立ってきており、減収傾向に歯止めがかかっている。シニア向けの弁当・総菜宅配は全般的に堅調で、75歳以上の後期高齢者の急増を前に需要の取り込みを図る動きもある。

 ランキングトップは全国64のフランチャイズ(FC)店が加盟するヨシケイグループだった。25年9月に、メニューブックを「すまいるごはん」から「Smile & table(スマイルテーブル)」へと刷新し、メニュー体系を見直すことで、新ブランドの認知を広げる。
 2位はワタミの「宅食事業」。冷凍弁当の通販も後押したほか商品を値上げしたことが増収につながった。
 このほか、ミールキットを販売する各社は、物価高の影響などのあおりで成長が鈍化しているものの、26年3月期は増収に転じる企業が目立っている。
 4位のSL Creations(エスエル・クリエーションズ)は、オフィス向け事業がけん引し、グループ総売上高は25年度も2期連続で増収だった。
 シニア向けの宅配は堅調な企業が目立つ。シニアライフクリエイトやシルバーライフなどフランチャイズ(FC)で展開する企業はシニア向けサービスが順調に推移しており、取り組みを強化している。
 食品宅配サービスにかかる人件費や燃料費、包装資材の値上げに加え、仕入れ食材の高騰や消費マインドの冷え込みもある中、26年も食品宅配各社の動向が注目される。

(続きは、「日本流通産業新聞」 2月26日号で)

■掲載記事
・【食品宅配特集 売上高ランキング】 <業界分析「生鮮品」> 規格外品の販売が好調/生産者の応援施策が後押し
・【食品宅配特集 売上高ランキング】 <業界分析「ミールキット」> 時短ニーズさらに高まる/差別化提案できるかが左右
・【食品宅配特集 売上高ランキング】 <業界分析「シニア向け宅食サービス」> 人材確保に工夫進む/店舗運営費を縮小して対策
・【食品宅配特集 売上高ランキング <注目企業>】 SL Creations/法人向け社食サービスが好調
・【食品宅配特集 売上高ランキング <注目企業>】ビオ・マーケット/有機JAS100%の野菜を販売 会員数は9000人
・【食品宅配特集 売上高ランキング <注目企業>】みやぎ生活協同組合/営業バイブルやAI活用しスキル向上

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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