【EC支援サービスマップシリーズ】アンダス/自社ECで台湾進出/リピート通販売上拡大システム

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 ウェブマーケティングのアンダス(本社福岡県、前田哲郎社長、(電)092―720―5055)は6月10日、単品リピート通販専用の売り上げ拡大システム「スマイルツールズ」の台湾版の提供を開始した。ウェブコンサルティングのペンシル(本社福岡県、倉橋美佳社長)と共同開発した。日本国内における「スマイルツールズ」の導入社の解約率は0・5%という。
 「スマイルツールズ」は自社ECサイト向けのシステム。フォーム、ステップメール、広告効果測定、顧客分析、LPO(ランディングページの最適化)機能など、リピート通販で必要な機能を網羅している。
 カスタマイズが可能で、定期購入の継続率を高めるためのシナリオを導入社が無制限に作れる。化粧品・健康食品通販や大手飲食チェーンの冷凍食品通販などでも導入されており、カートに入れた後の離脱率が半分になった事例も持つ。
 台湾版は日本から台湾に向けて販売展開する越境ECと、台湾の現地法人の両方に対応する。
 EC事業者からアジアに進出したいという声は多いが、中国、台湾、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域では自社ECサイトよりモールで購入することが一般的な上、台湾は日本ほどリピート通販が浸透していないという。このため、現地に自社ECサイト向けのリピート通販システムが少なく、まず台湾版を開発して日本企業の海外進出を支援することにした。
 台湾版は17年6月までに30社の導入を目指す。「今後はアジアでも自社ECサイトとリピート通販の文化が育つとみている。台湾以外のエリアにも対応した『スマイルツールズ』も開発していきたい」(前田社長)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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