【エビデンス素材】 〈注目OEM企業〉アミカ・トライデント/天然国産魚を丸ごと粉砕し原料化/動物性酵素、アミノ酸、脂肪酸が豊富に

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 健康・美容関連製品の開発を手掛ける、アミカ・トライデント(本社大阪府、林大樹社長、(電)06—6305—1070)は、物性を安定させた魚介を特殊技術で非加熱粉砕し、動物性酵素、アミノ酸、脂肪酸を豊富に含むサプリメント原料にした「まるごと魚介酵素パウダー」を通販、訪販、宣伝講習販売、食品宅配、ネットワークビジネス(NB)企業に提案している。OEMも可能だ。
 原料となる魚介類は、佐賀玄海漁業協同組合と提携し仕入れている。玄界灘で採れる唐津産のみを使用している。なかでも刺身として利用できる高鮮度の真アジや真鯛、スルメイカを使っているのがこだわりだ。
 この3種類の魚は、良質なたんぱく質やアミノ酸など計70種類以上の栄養素が豊富に含まれているという。特に「真鯛」は、「I型コラーゲン」が豊富。「真アジ」は、EPAやDHAを多く含み、「スルメイカ」は、タウリンが豊富だという。
 刺身や焼き魚などの調理法だと、身の部分のみしか食べることができないため、豊富な栄養素が含まれる骨の部分を食べることがない。また、熱に弱い酵素やビタミン類を失ってしまい、魚本来が持つ栄養素を摂取することができないという。特に、動物性の酵素は過熱することでほとんど失われることから食事などで摂取することが難しい。
 同社では、佐賀玄海漁業協同組合と唐津市内の水産加工会社と共同で非加熱のまま物性を安定させた魚をミクロン単位まで粉砕してパウダー化する技術を採用。骨やひれ、鱗、内臓、頭など普段は食べることができない部分も摂取することが可能となったという。
 同素材に含まれる栄養成分は、日本食品分析センターをはじめとした第三者機関に依頼しエビデンスを得ているという。
 通販、訪販企業が取り扱う健康志向の既存製品への原料供給のほか、PB製品のサプリメント「ロコモセーブEX」としても提供が可能だ。
 アミカ・トライデントの林社長は「原料供給を通じて持続可能な漁業の推進につなげ、ロコモティブシンドローム対策にも役立てていきたい」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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