機能性表示食品制度の届け出受理が加速している。ゾロ品は30日、ゾロ品以外は50日という審査期間の目標も新たに示された。ただ、機能性表示食品の届け出受理が加速していることと、機能性表示食品がそもそも「外形的審査しかしない届け出制」であることを考え合わせると、エビデンスの不確かな機能性表示食品の届け出が誤って受理されてしまう「リスク」が、企業にとっ高まっていると考えるべきだろう。より確かなエビデンスの取得が求められている。一方で、「機能性表示食品以外で勝負する」という選択をする健康食品会社も少なからずある。そうした場合でもやはり、一定のエビデンスが求められているということはいうまでもないだろう。エビデンスを備えた健康食品素材を紹介する。
(続きは、「日本流通産業新聞」8月8日・15日合併号で)
■掲載企業
・CICフロンティア〈植物抽出物「ユニベスティン」〉/国内外で販売が伸長
・〈トピックス〉龍泉堂 「第2回学術セミナー」を都内で開催
・光英科学研究所〈乳酸菌生産物使用のサプリ〉/健康食品GMPも取得
・ニュートリション・アクト〈オリーブ葉由来素材「オレアビータ」〉/ロコモサプリへの採用増加へ
・浅井ゲルマニウム〈「アサイゲルマニウム」〉/学術集会で抗炎症作用を公表
・東洋新薬〈葛※(※(は「葛」の下部分が「匂」)の花エキス〉/内臓・皮下脂肪など受理80件
・ドクターセラム〈「シルクフィブロイン」〉/8月にも機能性表示食品再申請
・ユニキス〈「ルテマックス2020」〉/「睡眠」「眼の疲労感」の機能性表示が可能に
・協和薬品〈複合植物エキス「ディライトアップ」〉/オールラウンドな組織再生因子
・林兼産業〈抗糖化素材「ヒシエキス」〉/ヒト臨床試験で美容効果を実証
・〈注目OEM〉日興薬品工業 海外に向けた飲料製造受注も増加
・オンガネジャパン〈高麗紅参エキス配合の粉末茶〉/若年者の学習能力向上に効果
・天真堂〈ニンニク由来発酵食品「ファジオ」〉/オートファジー亢進の可能性も確認
・〈インタビュー〉三協 和田伸行代表取締役副社長、単少傑学術部次長/SR作成サポートで届け出実績も
・日本ハム中央研究所〈「イミダゾールジペプチド」〉/疲労に加え脳機能も改善
・タヒボジャパン〈「タヒボNFDニューエッセンス」〉/機能性表示食品化に成功
・アークレイからだサポート研究所〈混合抽出原料「AGハーブMIX」〉/国内外で販売が拡大
・バイオジェノミクス〈エビデンス蓄積した乳酸菌生産物質〉/氷結技術で大豆の鮮度維持
・オリジン生化学〈「発酵古代米」〉/統合医療の現場で着実に普及
・〈注目OEM企業〉アピ 独自剤形の受託製造を強化
・〈【インタビュー】 注目素材「PQQ」のメカニズム〉三菱ガス化学 立川智一バイオプロダクツチーム主席/ミトコンドリアを増殖・活性化
【エビデンス素材特集】 エビデンス備えた健康食品素材/より確かなエビデンス取得が必要に
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