【住設訪販 】 〈注目の蓄電池〉リミックスポイント「ハイブリット蓄電システムRAC―01HBシリーズ」/初回出荷は1000台間もなく販売開始(2021年8月5日・12日夏季特大号)

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「ハイブリット蓄電システム RAC―01HBシリーズ」

「ハイブリット蓄電システム RAC―01HBシリーズ」

 エネルギー事業を展開する東証二部上場のリミックスポイントはこのほど、住宅用蓄電池市場に本格参入し、間もなく販売を開始する。
 初回の出荷数は1000台を予定している。市場でニーズの高い、11.5キロワットの蓄電池の在庫を多く抱え、3種類の容量の異なる蓄電池を販売する。
 今月から、千葉県松戸市に本社を置く、太陽光発電・蓄電池の販売や施工を手掛けるパワービクトリー・ジャパンが販売をスタートさせる。
 同社が販売する蓄電池は、「ハイブリット蓄電システム RAC―01HBシリーズ」。パワーコンディショナーと蓄電池が一体型となったシンプルな構造だ。電池の容量は5.8キロワットと11.5キロワット、17.3キロワットの3種を用意。200Vの電力にも対応するため、IHやエアコンにも使用できる。
 電力の供給先を選ぶことが可能で、家全体に電気を供給する「全負荷型」や、特定の機器だけに電気を供給する「特定負荷型」の二つから選ぶことができる。内蔵電池は、安全性が高いとされるリン酸鉄リチウムイオンを採用した。電力の充放電回数は、8000回以上に設計され、スマートフォンやタブレットなどで蓄電池の稼働状況をリアルタイムで確認することもできる。
 製品保証は、10年間無償。有償で5年間の保証延長もできる。蓄電池の容量保証として、初期実行容量の60%以上を保持することを保証している。
 同社の全売上高の5割が省エネや電力事業となっている。電力事業の新電力を武器に、法人施設に電気料金の削減や電力小売りの提案を行っている。大手小売業を中心に引き合いが多い状況だという。
 住宅用蓄電池市場への参入は、VPP(仮想発電所)やPPA(電力販売契約)、BCP(事業継続計画)といった展開も視野に入れている。

現地設置の様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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