【〈プロ直伝!〉リスティング社内運用のイロハ 】第7回 効率的リスティング広告運用のノウハウ

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 リスティング広告に強い広告代理店の広告運用のプロが、リスティング広告の社内運用のコツを伝える連載企画。最終回となる今回は、連載第1回目のテーマ「まずは明確な期日とゴールの共有を」を振り返りつつ、上席や経営者の協力を得て効率的にリスティング広告を運用するためのノウハウを伝える。語り手は、カルテットコミュニケーションズの松原充氏。

■担当者から上席に目標値の共有を

 連載第1回目でもお話したとおり、インハウスによるリスティング広告の運用においては、上席をはじめとした自社の経営陣の協力を得ることが欠かせません。
 例えば「3カ月間で100件のコンバージョン(CV)獲得を目指す」というように、担当者から上席に対して目標値を共有することがおすすめです。インハウスでのリスティング運用に見受けられる失敗例として、二つの類型があります。運用の知見が乏しい上席が実現不可能な目標を立ててしまい、担当者が行き詰まる場合と、上席や経営陣によって時期尚早に結果を求められ、効果的な運用ができなくなってしまう場合です。
 前者は、予算に見合わない高すぎるCV獲得率を求められる場合が当てはまります。その通りに展開することはほぼ不可能なので、多くの場合、リスティング運用の担当者が諦めてしまいます。その逆として、適切な目標値を設定せず、漠然と運用を開始した場合も要注意です。

(続きは、日本ネット経済新聞」10月31日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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