【〈プロ直伝!〉リスティング社内運用のイロハ 】第2回 アカウント運用で踏まえておくべきセオリー

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 リスティング広告に強い広告代理店の広告運用のプロ担当者が、リスティング広告の社内運用のコツを伝える連載企画。第2回目となる今回は、アカウント運用で踏まえておくべきセオリーについて、カルテットコミュニケーションズの竹内達哉氏に教えてもらう。


■キーワードは絞りすぎない

 キーワード設定や広告文の作り方について、セオリーをお話します。
 リスティング広告でキーワードを設定する際、「絞りすぎないこと」がポイントになります。キーワードを設定する際、検索語句は「部分一致」に設定することをおすすめします。例として、作業服の訴求をするために「作業服 通販」で検索語句を設定した場合、部分一致であれば、検索フレーズに「作業服」または「通販」が含まれていれば必ず広告が表示されますし、指定したキーワードだけでなく、その類義語や関連語句に対しても幅広く広告が表示されます。
 これに対して、キーワードを「完全一致」「フレーズ一致」「絞り込み部分一致」で設定してしまうと、「作業服 ほしい」「作業する服 通販」などで検索したユーザーには広告が表示できず、成果を得る機会の損失につながってしまいます。初動は絞り込みすぎず、部分一致で様々な検索語句のデータを収集しましょう。


■広告文作成のセオリー

 広告文作成の際、設定したキーワードを盛り込みましょう。「品質」の向上につながります。広告の品質とは、ユーザーが検索した語句と、広告文とのマッチング度です。キーワードを広告文に盛り込むことを、「インサーション」といいます。マッチング度が高ければ高いほど、グーグル側からの評価が高くなり、検索順位が上がりやすくなります。インサーションされているキーワードは太字になるので目立ちやすく、広告ランクの優位性がとれるという利点があります。
 結果として単価を安く上位表示を狙うことができるので、予算内でのクリック数をその分伸ばすこともできます。広告文作成の際にはインサーションをできるだけ意識してみるとよいでしょう。あらゆる改善や増益につながります。


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(続きは、「日本ネット経済新聞」4月4日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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