【〈プロ直伝!〉リスティング社内運用のイロハ】第1回 まずは明確な期日とゴールの共有を

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 リスティング広告を自社で運用しているEC企業は多いが、担当者の知識や経験が足りなかったり、業務を兼務していたりして思うように成果を上げられないケースは多い。中小企業を中心にリスティング広告の代理店として豊富な実績を持つカルテットコミュニケーションズ(本社愛知県、堤大輔社長)は、社内で広告運用を行うインハウス支援も手掛けている。本連載では、カルテットコミュニケーションズにインハウスによるリスティング広告運用の心構えやノウハウを紹介する。第1回は、同社で広告運用を担当する松原充氏に、インハウスの広告運用担当者が初めに確認すべきことを教えてもらう。

■目標値を定める
 まずは期日とゴールを定め、社内で共有しましょう。このとき、イメージをできるだけ具体的に共有することが大切です。
 例えば「3カ月間で100件のコンバージョン(CV=ECでは受注)獲得」という目標を設定した場合、例えば毎月コンスタントに約30件のCV獲得を目指す方がいいのか、それとも初月は20件、2カ月目は30件、3カ月目は50件獲得して最終的に100件達成した方がいいのか、社内ですり合わせ、月ごとの具体的な目標値を定めた方が良いでしょう。
 どちらを想定するかで、予算設定をはじめとした運用の仕方が大きく変わりますし、結果が良かったのかどうか関係者全員で共通認識を持つことができます。こうしたプランを含めて、上司とのイメージの共有をきちんと行うことが大切です。

■CVRを把握
 予算や運用方針を定めるためには、コンバージョン率(CVR)を把握することが重要です。

(続きは、「日本ネット経済新聞」2月28日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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