今回、次回と2回にわたり、広報活動について解説します。大きな企業には広報部が当たり前のようにあり、各メディアに対して、攻め・守りの広報活動を行っています。
広報活動は広告とは異なり、広告費を使わずメディアに露出することができます。
特に小さな組織の場合、広告費に多額の費用を使う余裕もないでしょう。広報活動を巧みに展開し、世の中で認知を広げる方法が有効です。
私も、靴のブランド「COMFOLD(コンフォールド)」を立ち上げた際、広報活動を行い、いくつかの媒体に取り上げていただきました。小さな組織でもできる広報活動はたくさんあります。
個人や小さな組織で、業界紙や雑誌、テレビなどの各メディアにアプローチするのは簡単ではありません。日ごろから、編集者やディレクターとつながりを持っていても、露出に協力してもらえるとは限りません。そもそも、そういったコネクションを構築するのは難しいでしょう。
そんなときに活用するのが、ニュースリリースです。「え? ニュースリリースなんて大きな企業が出すものじゃないの?」と思われるかもしれません。いいえ、誰でも出せます。
現に私も「COMFOLD」立ち上げ時や新商品リリースの際は、ニュースリリースを必ず書いて、配信しています。
■そのネタは旬か
(続きは、「日本ネット経済新聞」11月8日号で)
〈プロフィール〉
しまもと・だいすけ
ウエブ制作会社でディレクターとして活躍後、キノトロープを経て、ライブドアに入社。数多くの企業ウエブサイト構築プロジェクトに携わる。その後、セシールでネットマーケティング本部統括、常務執行役員。fitfitでCOO。商品企画から店舗立ち上げ・運営、カタログ販売まで幅広い業務を統括。16年、coen(現・YUAN)を設立。
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