【ファッションEC 2019〈ファッションテックの強い味方〉】 〈”ファッションテック”の最新情報を解説〉「買いたくなる!ファッションEC最前線」セミナーダイジェスト

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柄本真吾社長

 SaaS型ECプラットフォームを提供するフューチャーショップは10月24日に東京、同31日に大阪でファッションEC事業者向けに「買いたくなる!ファッションEC最前線」と題したセミナーを開催した。フューチャーショップに加え、サイズレコメンドエンジンを提供するメイキップ、LINEの自動配信ツールを提供するファナティック、コーディネートアプリを提供するバニッシュ・スタンダードが、ファッションテックの最新情報を解説した。

【フューチャーショップ 安原貴之執行役員】 機能対応の迅速さ・コスパに強み

 「futureShop」はSaaS型ECプラットフォームだからこそ過剰投資は必要なく、コストを抑えて最新機能を活用できる。さらに機能提供までのスピード感もなかなかまねできない。
 「インスタグラム」のショッピング機能は昨年6月にローンチされたが、当社では2週間で対応を完了し、標準機能として提供を開始した。5カ月後の11月には500店舗がこの機能を利用していた。現在は729店舗が利用している。
 LINEでメッセージをセグメント配信したり、LINEログインを実現する「LINE連携オプション」は、LINEのファーストパートナーとなっており、ローンチ時には提供できる状態になっていた。
 「futureshop」のオムニチャネル版では、実店舗と顧客情報やポイント機能、在庫情報を統合できる。初期費用75万円、月額費用15万円から提供している。すでに55ブランドが稼働しており、連携している実店舗数は約900店舗にもなる。


【メイキップ 柄本真吾社長】 サイズ推奨で購入率2.5倍

 メイキップが提供するサイズレコメンドエンジン「unisize(ユニサイズ)」では、(1)アンケート(2)AI写真採寸(ユーザーの写真をもとにAIが計測)(3)購入履歴(4)実寸入力─の四つの方法でユーザーのサイズを把握。ユーザーサイズと商品データを掛け合わせ、お薦めのサイズを提案することができる。
 「unisize」の導入効果を紹介すると、購入率は2.5倍、商品全体の15%が「unisize」経由で買われ、導入後に返品率は20%改善できる。料金体系は初期費用が無料、月額費用は0~30万円といったイメージだ。


【ファナティック 野田大介社長】 通数課金に個別配信で対応

 LINEは来年1月14日から企業アカウントの料金を変更する。これまで公式アカウントやビジネスコネクト、LINE@などで異なっていた料金体系を統一し、利用数などに応じ基本料金とメッセージの通数に応じた費用を徴収する。
 対応策はさまざまだが、手間や成果を考えると個別配信を実施していくのがいいだろう。今後は個別配信をしないと費用対効果は合わなくなる。
 当社が提供しているLINEの自動配信ツール「WazzUp!(ワズアップ!)」は、月額1万円からのみで、設定したユーザーに対し、セグメント配信やカート落ち配信、再入荷お知らせ配信、新着商品お知らせなどを実現できる。


【バニッシュ・スタンダード 小野里寧晃社長】 販売員の力でオムニ化実現

 当社の提供する「STAFF START」を活用し、販売員さんを主軸にオムニチャネルを実現する方法を紹介したい。
 「STAFF START」には、コーデ画像を販売員さんのインスタグラムに同時投稿できる機能もある。販売員さんの発信力は強く、フォロワーがどんどん増え、そのフォロワーがECサイトにも訪問するようになる。社内インフルエンサーがどんどん生まれる仕組みになっている。
 販売員さんは、自社のコーデを見たユーザーがECサイトで買い物をすると分かるようになっている。個人売り上げを可視化できると、個人や店舗を評価しやすくなる。導入企業は平均的にコーデ経由売上高の3%をスタッフさんに還元している。

野田大介社長

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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