【海外ECモール 諸国漫遊】連載7 〈北米編(1)〉北米進出への玄関口「eBay」 (2022年2月10日号)

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 今回からは、拡大する北米のECモールについて3回にわたってご紹介していきます。初回は世界最大級のオンラインマーケットプレイス「eBay(イーベイ)」です。
 「eBay」は190カ国でサービス展開され、常時15億点もの商品が出品されています。商品カテゴリーも、日用品やホビーなどの手軽な商品からブランド品のような高価商品までさまざまです。
 21年には、アクティブバイヤー数が1億5200万人を突破。越境販売での売り上げは全体の52%を占め、越境EC市場をけん引しています。


■個人事業者の急成長が続く

 「eBay」では、全セラー(売り手)を対象に日本語サポートを行い、越境ECとしてのノウハウとサポート体制で個人・企業を問わず出品を積極的に促しています。
 eBay JAPANでは、最新の売上高で前年比40%増の成長となっており、とどまる気配はありません。そんな中でも、急激に取引高を伸ばしているのが日本の個人事業者です。
 要因として挙げられるのは、日本製品の潜在需要がまだまだ海外に眠っていることです。
 アニメ・ゲームのトレカやレコード、楽器など、熱狂的な支持を集めるコレクター志向の強い中古商品が売り上げを伸ばし、高額で取引されています。
 個人事業者がこういったニッチな需要を柔軟にキャッチし、積極的な出品を行うことで成功へとつなげているのです。


■越境ECの足掛かりに

〈筆者プロフィール〉
大久保 裕史(おおくぼ ひろし)
 2012年に株式会社ワサビを設立。多機能EC管理システム「WORLD SWITCH(ワールドスイッチ)」の提供を通して、海外販売の促進を行う。ワールドワイドなネットワークを持ち、世界各地のECモールを網羅した独自の海外販路を提供する。
続きは、「日本ネット経済新聞」2月10日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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