【技術力のある健康食品ＯＥＭ】　ＯＥＭ企業に三つのトレンド

　ＯＥＭ企業にいくつかのトレンドが生まれている。方向性をまとめると（１）生産力向上・省人化（２）高品質化・安全性向上（３）高付加価値化・ＯＤＭ化─といったことになるだろう。健康食品の受託製造市場は、現在のところ活況を示しており、需要に各社の供給が追い付かない状況が生まれている。そんな中、各社は工場を新設したり、生産ラインを増強したりして、生産能力の拡大に取り組んでいる。新設備を導入するに当たっては、省人化に取り組む企業が多い。人手不足は深刻さを増しており、機械にできることは機械に極力やってもらうという発想の企業が増えている。カメラ型の検品機械を導入する企業も増えた。一方で、品質・安全性の向上に取り組む企業も多い。工場の衛生レベルを向上させたり、新たな認証を取得したりする動きも活発だ。そして、最大のトレンドといっていいのが「ＯＤＭ化」。単なる「製造工場」という枠から、どこまではみ出して顧客満足につながるサービス提供を行うか、を追求する受託製造企業が増えている。最先端の取り組みを行う、技術力のあるＯＥＭ企業を紹介する。

（続きは、「日本流通産業新聞」３月２８日号で）

■掲載記事
・〈エフアイコーポレイション　塩谷知明社長〉相乗的な付加価値を生む商品開発を
・アピ／「一歩上のＯＤＭ」目指す／トータルサポートに取り組む
・〈トピックス〉アピ　大型物流センター建設へ
・井藤漢方製薬／提案型の営業に強み／商品コンセプトから提案可能
・〈インタビュー　注目素材「ＰＱＱ」のメカニズム〉三菱ガス化学　バイオプロダクツチーム　立川智一主席に聞く／ミトコンドリアを増殖・活性化
・カマタ／ソフトカプセル製造に強み／国内トップレベルの生産能力
・ミナト製薬／色・味の良い青汁提案／定評ある高品質製品を製造
・室町ケミカル／スティックゼリーのノウハウ豊富／味のマスキング能力も高評価
・〈インタビュー〉ウキシマメディカル　坂倉久慶社長／顧客企業が求める高品質製品を迅速に提供
・〈トピックス〉ミナト製薬　運動時の栄養補給に／コメ由来「ライスピュレ」発売
・バイホロン／品質ナンバーワン目指して／満足度アンケートを実施
・〈インタビュー〉フジスコ　植田悠司社長／企業としても人としても成長を続ける
・アミカ・トライデント／特殊製法で天然魚介を原料化／魚をパウダー化し、手軽さを前面に
・ミリアグループ／小回りきく柔軟な対応力／「顧客ファースト」の社風
・日本タブレット／第一工場を全面改修／衛生面・品質面での向上図る
・〈インタビュー〉三協　和田伸行代表取締役副社長／機械を?改良できる?技術力を提供
・大和合同製薬／医薬品ＧＭＰ基準に適合／海外向けの受注も伸長
・〈インタビュー〉九州薬品工業　右近保社長／「人と運に恵まれ」１０年で９倍の急成長
・バイオアクティブズジャパン／健食ＯＥＭの提案強化へ／独自性高い商品作りも強み
・日興薬品工業／小ロットから幅広く対応／イメージ通りの飲料を迅速に提供
・天真堂／研究開発部門を着々と拡充／その成果、健食分野においても顕在化
・〈トピックス〉天真堂　睡眠＋うるおいで機能性表示届け出受理
・トンボ飲料／高品質な製造体制が評価／高付加価値な飲料・ゼリーを大量製造も
・中日本カプセル／第３工場の建設進む／高まるＯＥＭ需要に対応
・東洋新薬／トクホのトップ企業／機能性表示もトップ
・〈インタビュー〉アダプトゲン製薬　林博道社長／アジア初の認証取得、スポーツサプリ提案強化へ
・米田兄弟社／ドリンク新技術開発に成功／健康・美容飲料の機能性向上にも期待