AuB/アスリートの腸に着目/半年で定期顧客4000人見込む

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サッカー元日本代表の鈴木啓太社長

サッカー元日本代表の鈴木啓太社長

 サッカー元日本代表の鈴木啓太氏が代表を務め、アスリートの腸内細菌などの研究を行うAuB(オーブ、本社東京都)は19年末、サプリメントのECを開始した。第1弾商品として、アスリートの腸内環境に着目して開発したサプリ「AuB BASE(オーブベース)」を発売した。鈴木社長は、「半年でサプリの定期顧客として4000人が契約することを見込んでいる」と話している。
 「オーブベース」は、AuBが独自に開発した素材「アスリート菌ミックス」を配合している。酪酸菌をメインに、29種類の菌を配合しているという。
 AuBは4年間をかけて、500人以上のアスリートから、血液データなどの検体を約1000件収集したという。AuBによると、多くのアスリートが高い運動パフォーマンスを発揮できるのは、日頃から安定した健康状態を維持しているのが一因と分析。
 アスリートと同じ健康状態を、一般の人でも維持できるよう、アスリートの腸内環境に近づけることが、「オーブベース」の目的だとしている。
 「オーブベース」のターゲットとして、「日頃から高いパフォーマンスと安定した健康状態が求められている、”ビジネスアスリート(ビジネスマン)”に、認知を拡大させたい」(鈴木社長)と話している。
 将来的にはサプリの提供だけでなく、ウェアラブル端末などの機器を使って生活を記録するサービスや、キットを使った検査サービスなどを考案していく予定だとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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