アスクル 〈新テーマは”サステナブル”〉/5回目の「ロハコ展」を開催

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木村美代子取締役COOに「ロハコ展」の狙いを聞いた

 アスクルは10月19~22日、都内渋谷区で「暮らしになじむLOHACO展2019(ロハコ展)」を開催した。5回目となる今回のテーマは「サステナブル×デザイン」。新たに”サステナブル(持続可能性)”をテーマに加え、メーカーと共同開発した商品を展示している。
 「ロハコ展」はメーカーと共同開発した商品などを広く知ってもらおうという考えのもと、開催している展示イベントだ。「LOHACO ECマーケティングラボ」に参加する大手メーカーを中心とした45社とともに、”暮らしになじむデザイン”の商品を開発している。
 今回は”サステナブル”をテーマに加え、社会貢献や環境意識など、社会的課題の視点を盛り込み開発した全52点の新商品を展示した。
 「店頭に並べる商品の場合、パッケージで目を引くデザインにしないと手に取ってもらえない。しかし、ECではページで商品を紹介できるため、パッケージは”暮らしになじむ”デザインにできる。さらに今回は”サステナブル”というメッセージを加えた。まだ、一般ユーザーに浸透しているわけではないが、潜在的な意識に響く言葉だと思う。”デザイン+サステナブル”とすることでより身近な言葉になる。目先の売り上げというよりは、商品や『ロハコ』、メーカーへのロイヤルティー向上につながると思う」(木村美代子取締役COO)と説明する。


■4万超の「いいね」

 王子ネピアと共同開発した「nepia クラフコティシュ920W」は、5箱分のティシュをクラフト紙の紙袋に入れることで、紙箱や外装フィルムが不要になり、ゴミの量を約4分の1に削減できている。中身が減ったら、クラフト紙の端を外側に巻いて調整するデザインも秀逸だ。
 「メーカーの皆さんには試行錯誤していただいた。”サステナブル”というテーマを伝えたときに身構えた担当者さまもいたが、『まずはできるところからやりましょう』と説得し、場合によっては経営層の方たちに理解を求めた。メーカーの経営層は意識が高く、共感してくれるところが多かった」(同)と話す。
 展示会だけでなく、メーカーやインフルエンサーによる情報発信により、「ロハコ」のオリジナル商品の認知拡大につながっている。
 大王製紙と共同開発した生理用品「エリス メガミ超スリム 限定デザイン」は、パステルカラーが多い生理用品のパッケージとは異なり、ブラウンでシックなデザインを採用した。
 ユーザーに配慮し、持ち歩いても恥ずかしくないデザインに反響が集まり、SNSでは数日で4万以上の「いいね」が付いている。

サステナブルに関するテーマとともに商品を展示

「nepia クラフコティシュ920W」はゴミの量を4分の1に削減

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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