〈Wowma!〉 「auWowma!」に/ライブコマースも提供開始

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 KDDIとauコマース&ライフ(本社東京都、八津川博史社長)は7月11日、両社が運営するECモール「Wowma!(ワウマ)」の名称を「au Wowma! (エーユーワウマ)」に変更すると発表した。7月25日以降から変更する。「au」ブランドを冠した名称に変更することで、スマホを中心としたコマースサービスの提供を目指す。同時に7月下旬以降、「エーユーワウマ」アプリにおいて、ライブコマースサービス「ライブTV」を開始することも明らかにした。

■流通額は31%増、出品数も44%増

 ECモール「ワウマ」を「エーユーワウマ」に変更すると同時に、KDDIが「エーユーワウマ」内に出店している「ライフデザインセレクション」は「au Wowma! Direct(エーユーワウマダイレクト)」に変更。さらに、140以上の自治体から寄付先を選べる「Wowma!ふるさと納税」は、「au Wowma!ふるさと納税」に名称を変更する。
 ECモール「ワウマ」は18年度(19年3月期)、出店者と顧客の利用勝手向上を図るため、さまざまな施策を実施してきた。その結果、18年度の流通額は前年度比31%増加、購入ユーザー数は同48%の増加となった。
 流通額と購入ユーザー数に差が生じていることについて八津川社長は「単価が下がっているためだ。一部のお客さまにはポイントを狙ってくるのが一定数存在する」と説明する。
 ポイント狙いの顧客が、ポイントキャンペーンやポイントを高く積んでいる時期に購入するため一時的に単価は上昇する。ただ、中長期的には流通額と購入ユーザー数の差となって表れた。
 さらに18年度、「ワウマ」への出品数は前年度比44%増加し、4000万商品を突破。出店者数は同234%増で、「ワウマ」のサービス開始当初から約3倍の規模に拡大している。
 これについては「新たな出店プランを投入したり、それに対するキャンペーンを打ち続けたり、そういった影響でだいぶMDのラインアップが整ってきた」(八津川社長)と自信を見せる。
 とりわけ18年度で特に強化したのが「Wow!manager(ワウマネージャー)」という、「ワウマ」の管理画面の整備だ。

(続きは、「日本ネット経済新聞」7月18日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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