ベルーナ/ネット専用商品強化/来春にはECモールも展開

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 ベルーナは今期(19年3月期)、ネット専用商品の開発を強化する。季節やトレンドを反映したネット専用商品を増やして、総合通販事業におけるネット専用商品の受注構成比率を高めていく。ネット販売強化の一環として、ネットショッピングモールの展開も準備。今期はシステム開発に取り組み、来春にもネットショッピングモールを本格稼働する。ネットの強化で売上高につなげ、成長性を維持する計画だ。
 総合通販事業におけるネットの強化策は、(1)ネット専用商品の投入(2)定番商品の継続拡充(3)サイト制作、運用のブラッシュアップ(4)顧客サービスのレベルアップ─などを中心に取り組む。
 前期のネット専用商品の受注構成比は、12%の目標に対し14%の実績となった。ネット専用商品の投入で、カタログ販売を補完するとともに、ネットでの売り上げ向上を図っていく。
 来春には自社運営によるECモールも本格展開する。現在ファッションECサイト「RyuRyu(リュリュ)」内に、約30のブランドが出店している。来春の本格展開の際には、出店者を70〜80店舗に増やす考えだ。
 総合通販事業におけるEC化率は18年3月期、前期比1.1ポイント増の22.8%。同事業の売上高は786億1400万円のため、単純計算した総合通販のネット通販売上高は約180億円となる。そのうちECサイトに来て購入する、ネット完結型の売上高は138億円となっている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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