【強い通販化粧品会社になるために~基礎講座Q&A】◇118◇ 対面(リアル)対応を求められた(2025年9月18日号)

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【Q】



 肌悩みに対応した「選べる美容液」を販売しているメーカーです。コロナ禍以降、手薄だったウェブを強化してきました。しかし最近「どこで買えますか」「肌診断をしてもらえますか」などの問い合わせが多くなりました。どうやらお客さまは「対面の接客」を望まれているようです。(中堅通販化粧品会社)

【A】通販だけど、対面(リアル)が求められている



◆対面の会議が復活

 当社と化粧品会社様のミーティングも一時期はほとんどがウェブ会議になりましたが、最近は対面の商談が増えてきました。
 ある得意先様の幹部が久しぶりに当社を訪ねてこられた時は、画面越しではないため、気分がウキウキしました。その後、時間も忘れて雑談&長話になりましたが、帰り際に「充実した雑談だったね!」と満足感を共有しました。
 なぜなら、お互いにミーティングしながら自然にメモを書き、最後には「今後の戦略マップ」が完成していたからです。このように、対面による「雑談」は、思いもよらぬ方向に発展したり、多様なアイデアが出てきたりします。直接対面による情報交換は、オンライン会議ツールを介したものと比較すると、お互いに刺激しあい、共鳴しあうかのような交流があります。その場に同席するだけで、五感で感じ取れるものがあるのかもしれません。これが人間関係の面白さなのでしょうか。


◆リアルのメリットは?

 通販ビジネスの得意先と当社ですら、「リアルの会議をしましょう!」となるので、リアル会議のメリットを挙げてみました。
・表情や目の動きがウェブ画面よりも鮮明に読み取れるので反応がわかる
・同席による一体感が生まれ”話が弾み”雑談ができる
・リラックスした雑談の中から意外性のあるアイデアが生まれることもある
 これらの理由から、企画立案目的のミーティングの手法として、対面でのミーティングは有効だと考えられます。
 逆にデメリットは、

(続きは、「日本流通産業新聞 9月18日号で)

<プロフィール>
 鯉渕登志子(こいぶち・としこ)氏 アパレル業界団体、カネボウファッション研究所を経て(株)フォー・レディーを設立。化粧品通販を中心に「女性のための女性による広告制作」を手掛けている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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