【強い通販化粧品会社になるために~基礎講座Q&A】◇116◇ 会員情報誌のアイデアが浮かびません(2025年7月17日号)

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【Q】



 お客さまに役立つ情報を提供するため、会員情報誌のリニューアルを検討していますが、なかなか面白く役に立つ内容が浮かびません。キャンペーンばかりのDMのようになってしまっては、読んでもらえないのは目に見えています。何かヒントをいただけたらありがたいです。(中堅通販化粧品会社)

【A】面白くなければ、通販ではない!



◆通販のスタート

 冒頭から、今このタイトルを掲げることに、少しばかり躊躇(ちゅうちょ)しました。例の某TV局の最盛期のキャッチフレーズで、最近では諸悪の根源のように言われているからです。
 実は、国内通販も総合通販としてスタートした草創期には、同じような合言葉で、面白く、楽しく、楽な買い物手段としてアピールされていたように記憶しています。
 初期の頃は、ほとんどの会社が商品を並べて掲載しただけの「カタログ(冊子)」で販売していました。そのうち多くの商品を掲載した分厚いカタログを出す会社や、商品の解説が面白い会社等、いろいろなタイプのカタログが全盛の時代になりました。しかしそれでも、国内の通販チャネルで買い物をするお客さまは、10%にも達しませんでした。1990年代の頃です。
 そのうちTV通販やラジオ通販が登場し、紙媒体だけでなく動画や音声で通販も大きな影響力を持つようになりました。
 メディアが異なれば表現方法もバラエティーに富む演出ができるようになり、コンテンツの幅は広がったのです。
 さらにその後、アッという間にインターネットの時代が到来します。Webの登場は、通販だけでなくすべてのコミュニケーション方法を大きく転換させました。今やWebなしではわれわれの生活は成り立ちません。


◆他のチャネルとの差

(続きは、「日本流通産業新聞 7月17日号で)

<プロフィール>
 鯉渕登志子(こいぶち・としこ)氏 アパレル業界団体、カネボウファッション研究所を経て(株)フォー・レディーを設立。化粧品通販を中心に「女性のための女性による広告制作」を手掛けている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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