【年末商戦のトレンド予測】 楽天〈歳暮も”ポスト投函型”〉

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白石龍哉シニアマネージャーがトレンドを解説

 楽天は10月15日、「楽天市場」における歳暮やおせち、クリスマスなど年末商戦におけるトレンド予測を発表した。歳暮は宅配運賃の値上げなどの影響を受け、ポスト投函型の「ポ歳暮」の注目度が高まっている。おせちにおいては時期を早めた「クリスマスおせち」や、職場で食べる「オフィスおせち」などの販売が伸びると予測している。
「楽天市場」における歳暮やクリスマス、おせちといった年末商戦の18年の売上高は、16年と比べて約1.3倍に拡大している。消費者のライフスタイルの多様化によってギフトのニーズは細分化されているという。


■投函型が売上1.6倍

 「歳暮」はカニや肉、スイーツの人気が高い。近年は定番ギフトだけではなく、4000円以下のカジュアルギフトの売れ行きが伸びているという。
 「歳暮商戦で注目なのがポスト投函型ギフト『ポ歳暮』だ。『楽天市場』では約50万点のポスト投函型ギフトを扱っており、売り上げは2年間で約1.6倍に拡大している。年末は荷物の配送量が増加し、再配達が問題となっている。受け取る側も再配達を申し訳ないと思っている。ポスト投函型であればその心配がなく、贈る方も受け取る方も安心だ」(マーケティング部・白石龍哉シニアマネージャー)と話す。
 今年のクリスマスが「令和初」「平日」であることから、家で少しぜいたくをするユーザーが増えるのではないかと予想。クリスマスまでの期間を楽しめる、カレンダー型で日にちが記された小窓の中に菓子などが入っている「アドベントカレンダー」が注目だという。


■三が日以外におせち

 おせちについては(1)クリスマスおせち(2)オフィスおせち(3)”だけ”おせち─という三つのキーワードを紹介した。
 年末年始が長期休暇に入ることからおせちを三が日以外で食べる人が増えると予想。クリスマスに前倒して食べたり、年明けの初出社の際にオフィスで食べる需要が高まると見ている。
 好きな具材だけのおせちを求める声も多く、「肉だけ」「カニだけ」といった特化型のおせちも売れ行きを伸ばしそうだという。
 楽天は10月1日におせちの特設サイトを開設し、11月1日には歳暮とクリスマスの特設サイトを開設する。店舗とデータを共有し、新たな商品開発を支援するとともに、特設サイトを設けて売り上げ拡大を支援している。

ポスト投函型の歳暮「ポ歳暮」

職場で食べる「オフィスおせち」も注目

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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