ヤクルト本社/中国販社が当局から処分/コロナ効用の誤認表記で(2021年9月23日号)

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 ヤクルト本社はこのほど、中国ヤクルトの子会社である上海ヤクルトが、上海当局から行政処分(中華人民共和国反不当競争法等違反)を受けたと発表した。
 上海ヤクルトの一営業所が、国家衛生健康委員会と国家中医薬管理局が発表した、コロナ治療指導文書を誤って引用した資材を、店頭で販促資材として活用。消費者に「ヤクルト」の飲用が新型コロナウイルス対策に効果があると誤認を与えるとの指摘を受けたことによるものだという。
 中国ヤクルトは「この事実を真摯に受け止め、再発防止策に取り組んでいく」とコメント。ヤクルト本社は「厳粛にとらえ、今後、お客さまに適正な情報発信を行うべく、グループ会社全体のコンプライアンス徹底に今以上に取り組んでいく」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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