エコ関西の末川吉則社長に行政処分を受けた経緯とコンプライアンス体制の強化策について聞いた。
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─行政処分を受けた経緯について聞きたい。
今回の事態を招いたのは全て私の責任だ。関係者の方々にお詫びを申し上げたい。
大阪府茨木市消費生活センターから指摘を受けたのが19年11月のことだ。販売講師が配っていた「マルチプレート」のチラシの効果を知りたいとのことだった。本社としては指摘された資料の存在を認識しておらず正直驚いた。
その後、府からの説明を受けると、販売員とお客さまの接客上のトラブルが、結果的に消費者トラブルに発展しているケースが多いことが分かってきた。店長とお客さまの信頼関係がきちんとできていなかったために、お客さまの気分を害してしまっていた。その証拠の一つとしてチラシの問題もあったということだ。
店長によっては、こうした講師の行為を未然に防いでいたケースもあった。販売員によってバラツキがあった。これからはスキルを平準化するために、教育を徹底する。
─どのように販売をしていたのか。
(続きは、「日本流通産業新聞」3月26日号で)
〈エコ関西 末川吉則社長 一問一答〉 大阪府の命令、真摯に受け止め
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