〈フィットネス企業のEC〉 コロナで売上増も継続化が鍵/大手も店舗からECへ送客

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

BODYBOSSの認定トレーナー

 フィットネス企業が手掛けるEC事業がコロナ禍で好調に推移している。米国ブランド「BODYBOSS(ボディーボス)」を日本で展開するGrowでは、自宅で本格的なトレーニングができる「BODYBOSS」を18年2月から日本で販売。すでに、1万台前後の販売数に達した。フィットネス事業のアルティメットライフは、20年9月期のEC売上高が前期比4~5倍になる見通し。LINEを活用した施策が成果を表した。スポーツクラブ大手は、店舗会員をECに積極的に呼び込んでいる。各社は、コロナを機に、運動用品の単なる販売から、継続利用につなげる動きを活発化させている。

■トレーナー制も導入

 Grow(グロウ、本社東京都、齋藤浩喜CEO)が販売する「BODYBOSS2・0」は、本格的なトレーニングが行えるフィットネス器具で、税抜価格は2万7200円。100種類以上のトレーニングが行えるだけでなく、無料でトレーニング動画をサイト上で公開。部位ごとのトレーニング方法や、初級・中級・上級に分けた動画も用意している。「利用者がいつでもどこでも気軽に器具を使える環境を提供がすることが目的」(同社)としている。一部は有料になるが、イベントやライブセッションを使った新しいトレーニングのプログラムの提供も行っているという。
 こうしたトレーニング環境の提供と同時に、パーソナルトレーナーらとの共同展開にも注力している。グロウは、独自のトレーナー制度を設けており、これを受講することで認定トレーナーになることもできる。認定者になれば、商品を使った指導が行えるだけでなく、商品の販売もできる。販売により認定者は収益が得られる。これまでに認定者となった人数は70人を超えた。認定者はジムなどで指導している経験者が多い。
 認定者がさらに増えれば、全国各地で商品の認知と拡販につながる。「新しい動画やプログラムは提供できるが、それを継続するやる気を高めることが重要。認定者である人を軸にした展開は今後も不可欠」(同)としている。今後は、IoTの運動機器の提供も行う予定だ。


■LINEで顧客接点

 トータルスポーツブランド「GronG(グロング)」を展開するアルティメットライフ(本社大阪府、田中悠貴社長)は、フィットネス器具やプロテイン、サプリメントをECで展開し、売り上げを伸ばしている。20年9月期のEC売上高は前年の4~5倍を見込む。

(続きは、「日本ネット経済新聞」7月16日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ