NTTドコモ/「プライム」つきプラン提供/アマゾンはドコモ利用者囲い込み

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NTTドコモの吉澤和弘社長(左)とアマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長

NTTドコモの吉澤和弘社長(左)とアマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長

 NTTドコモは11月26日、Amazonとの協業を開始すると発表した。ドコモのスマホユーザーに対して、Amazonの会員制プログラム「Amazonプライム」を組み込んだ、スマホの料金プランを提供する。ドコモの新料金プラン契約者が対象。1年分の「Amazonプライム」の年会費税別4410円をNTTドコモが負担する。アマゾンは、今回の取り組みを機に、ドコモユーザーの囲い込みを進めるとみられる。
 19年6月から提供を開始した基本料金プラン「ギガホ」「ギガライト」の利用者が対象。19年11月25日時点で約1000万人弱の契約者がいる。NTTドコモは20年3月までに両プランの利用者を、1700万人に増やすとしている。
 会見に登壇したNTTドコモの吉澤和弘社長は、「Amazonのユーザーの中で、ドコモの携帯電話料金に合算して商品代金を請求する『d払い』の利用者が増えていたため、今回の取り組みに至った。今後は、20年の5G(ファイブジー、次世代通信規格)導入を見据え、『Amazonプライム』の動画視聴などで大容量通信を行うユーザー向けに、新料金プランの構築などを検討する余地がある」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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