消費者庁/「免疫力向上」に根拠なし/販売会社の景表法違反を認定

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イマジン社が販売するサプリ「ブロリコ」

 消費者庁は11月1日、イマジン・グローバル・ケア(イマジン、本社東京都、木下弘貴社長)が販売するサプリ「ブロリコ」の表示について、優良誤認を認定、景品表示法に基づく措置命令を行った。イマジンは、「ブロリコ」のECサイトで、「免疫力を高める」などと表示していたとしている。
 消費者庁が認定した「ブロリコ」の違法な表示期間は、遅くとも16年11月2日から19年1月28日までの約2年3カ月。表示媒体は、自社ECサイトと、「ブロリコ」の資料請求をした一般消費者に対して送付していた、チラシや冊子だったとしている。
 ECサイトでは、「免疫力を高める新成分 ブロリコとは」や「自然免疫を高める新規成分 『ブロリコ』を発見!」などと表記していた。
 イマジンは、東京大学と共同研究した成分「ブロリコ」で特許を取得しており、成分と同じ名前の商品「ブロリコ」を販売していた。消費者庁は、「成分に関する表示であっても、その表示が、消費者が商品の購入に際して触れる情報であれば、商品の表示だと認定する」(表示対策課田中誠調査官)としている。
 消費者庁によると、イマジンの17年1~12月の1年間の全社売上高は、約21億円だったという。「ブロリコ」の通販事業が大部分を占めるとみられる。イマジンは「購入者に対しては、特別な対応を行う予定はない」(社長室)と話している。
 イマジンは19年3月に、全国紙2紙で、表示に関するお詫びの社告を掲載している。イマジンは19年11月現在、消費者庁が指摘した表示は行っていない。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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