アルペン/EC売上高約50%増/物流移転で効率アップ

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 スポーツ用品の開発・販売を手掛けるアルペンの19年6月期EC売上高は前期比約50%増だった。物流拠点を本社のある愛知県から、千葉・印西市に移転、作業効率が向上した。ECと実店舗の連携を強化するため、18年9月には自社ECサイトを新たに立ち上げた。
 印西市のプロロジスパーク千葉ニュータウンに物流拠点を移転した。延べ床面積は約2万3140平方メートル。「急激な成長に対応すべく移転をし、作業効率は改善している」(EC事業部・武藤恵一事業部長)と言う。
 アルペンは全国に400以上の実店舗を持つ。実店舗がある強みを生かし、O2O(オンライン・トゥ・オフライン)の強化を図っている。
 19年4月には楽天と協業し、クレジットカードやポイントサービスを連携した。同月、新会員プログラム「アルペングループメンバーズ」も開始、実店舗と自社ECサイトで「アルペンポイント」を共通して使えるようにした。
 今後の展望に関しては、「価格競争やD2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)の加速が予測される中、いかに独自性を出せるかが鍵になる。商品面だけでなく、当社のアセットを最大限に活用する必要があると考えている」(同)と言う。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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