アマゾンジャパン/インフルエンサーEC開始/限定品を30時間限定で受注生産

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 アマゾンジャパンは6月6日、インフルエンサーがデザインしたファッションアイテムを受注生産して販売するサービス「The Drop(ザ ドロップ)」を開始すると発表した。サービスに登録したAmazonユーザーは、30時間限定で、Amazon限定デザインの商品の注文ができる。第1弾として、インスタグラムで100万人以上のフォロワーを持つ米国のインフルエンサーのファッション商品の販売を行うとしている。
 「The Drop」は、「Amazonファッション」のサービスの一つとして立ち上げた。同サービスで販売するのは、SNSで多数のフォロワーを持つインフルエンサーがデザインしたアイテム。一商品につき30時間の期間限定で販売を行っていくという。世界100カ国で同時展開するサービスで、日本からはモデルの鈴木えみが同サービスに参加する。
 限定アイテムの販売開始時期は未定。ユーザーは、同サービスに登録しておくと、商品の受注開始の通知をSMS(ショートメッセージサービス)で受け取れる。注文した商品は数週間以内に購入者に届けられるという。
 日本国内で複数のインフルエンサーのEC運営を手掛ける3rd(サード、本社東京都)の川村匡慶社長は、AmazonのインフルエンサーECサービスの開始について、「米国はインフルエンサーによるECが活発であるため、今後はグローバルな流れになっていくのではないか。Amazonは今後、個人発のECのインフラになろうとしているのではないか」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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