ZOZO/中国再進出を発表/ブランドと共同で商品開発も

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日本ブランド連合で中国市場に再挑戦

 ZOZO(ゾゾ)は4月25日、20年3月期に取り組む新規事業を発表した。年内に国内ブランドを独自の販売チャネルで中国市場向けに販売する。中国に進出するのは6年ぶり2度目。ブランドの商品をマルチサイズ(多サイズ)で販売する新事業も今秋に開始。ブランドの自社EC支援サービスも大幅に強化すると発表した。
 「中国ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」事業では、独自ドメインのECサイトや独自のスマホアプリを通して国内ブランドを中国向けに販売する。
 ストライプインターナショナルやパルグループ、デイトナインターナショナル、マークスタイラーなどが、すでに同事業への参加を決めている。
 前澤友作社長は、「以前、中国に進出した際の失敗要因の一つは、当時の若い顧客層の所得と販売価格が合わなかったこと。今では中国の顧客層の所得は約4~5倍に増加している。さらに前回出店したタオバオモールはデザインの自由度が低かった。今回は単独で進出することでUI/UXやプロモーションで差別化できる」と意気込む。


■自社EC支援を強化

 PB事業のノウハウを生かし、ブランドの商品をマルチサイズ展開する「マルチサイズプラットフォーム(MSP)」事業を開始する。アイテムにより20~50サイズ程度展開し、好きなブランドの独自商品を好みのサイズで購入できるようにする。
 ベイクルーズグループやアーバンリサーチ、ビームスなどの参加がすでに決まっている。
 ブランドの自社ECサイトの支援事業も強化する。自社ECサイトと「ゾゾタウン」の在庫を共通化したブランドについて、自社ECサイトの販売手数料(販売金額の15%)を無料化する。
 ブランドは自社ECサイトのコストを大幅に下げることができ、ゾゾは「ゾゾタウン」の在庫を拡充できる。ラルフローレンやマークスタイラーなど、20以上のブランドが自社EC支援サービスを利用する予定だ。
 他にも支援企業の自社ECサイトにおいて、「ゾゾタウン」のIDを用いてログインや決済を完了できるサービスの提供も開始する。
 PB商品や有料会員サービスで一部ブランドとの関係性は悪化したが、今期はブランドとの協業を強化し、業績をさらに拡大したい考えだ。

すでに決定している参加ブランド

自社ECの販売手数料を無料化

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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