メルカリ/AIで利便性向上/出品の簡易化や商品検索に

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AI活用について説明する濱田優貴取締役CPO

AI活用について説明する濱田優貴取締役CPO

 メルカリは3月28日、人工知能(AI)の活用を促進する方針を発表した。フリマアプリ内における出品の簡略化や、画像解析による商品検索にAIを活用する。アプリの利便性を高める狙いがある。
 メルカリはこれまでも、不正検知や出品の簡易化にAI技術を活用してきた。さらにAI活用を加速し、商品説明やカテゴリー選択、価格設定の自動化を実現したい考えだ。
 メルカリは大規模なデータや人材を強みにAI活用を進める。フリマアプリ「メルカリ」における累計出品数は11億品を超える。人材採用も強化しており、4月にはAIエンジニアが約10人入社するほか、10月にも海外人材の入社を予定している。
 メルカリは「社内では、AIエンジニア以外でもAIの知識を身に付け、それを使える状態を目指す。『買う』ことはECにより簡単になった。われわれはAIで『売る』ことを簡単にしていく」(濱田優貴取締役CPO)と意気込む。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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