MonotaRO 18年12月期/売上高24%増/商品点数の拡大がキー

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 工具などの通販サイト「モノタロウ」を運営するMonotaRO(モノタロウ)は1月30日、18年12月期の連結売上高が前期比24.0%増の1095億5300万円となったと発表した。営業利益は同16.5%増の137億9000万円だった。
 増収について同社では「商品点数の拡大が新規顧客の獲得につながったため」(IR・広報グループ木原隆太氏)と話している。
 18年12月末時点での商品点数は、前年同時期比500万点増の1800万点となった。商品点数を増やした結果、ウェブ上での商品検索が、同サイトへの来訪につながるケースが増えたという。18年12月末時点の新規顧客の登録数は、前期比62万5891件増の336万3711件となった。
 19年12月期は、利用者の購買機会のロスを減らす施策を行っていくとしている。「利用者は、商品のリードタイム(納期)が長いと、購買ロスにつながるケースが多い」(同)と話している。
 物流拠点である、茨城県笠間市の倉庫と兵庫県尼崎市の倉庫を拡張することにより、納期が長い商品の在庫を抱え、すぐに出荷できる物流環境を整えるとしている。利用者の購買ロスを防ぎ、利用者の満足度を向上させるとともに、売り上げアップを図っていくとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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