クリテオ/新規獲得広告の事例発表/「Wowma!」はCPCに手応え

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広告の反響を話すKDDIコマースフォワードの元吉勝也氏

広告の反響を話すKDDIコマースフォワードの元吉勝也氏

 広告サービスを提供するCRITEO(クリテオ、本社東京都、グレース・フロム社長)は10月11日、新規顧客獲得のための広告サービスの導入事例を紹介した。KDDIコマースフォワード(KCF、本社東京都、八津川博史社長)は、ECモール「Wowma!(ワウマ)」の新規顧客獲得ために、同サービスを導入し、広告のCPC(クリック単価)に手応えを感じているという。
 KCFは10月から、クリテオが提供する新規顧客獲得のための広告サービス「Criteo Customer Acquisition(CCA、クリテオ・カスタマー・アクイジション)」を導入した。CCAはクリテオがリターゲティング広告事業で蓄積した顧客データを活用し、見込み度の高いネットユーザーに対して過去の行動履歴に基づいて最適な内容の広告を配信できる。
 KCF・マーケティング部プロモーショングループの元吉勝也氏は、「クリテオはリターゲティング広告で成果が出ており、CCAでも効果を期待して導入した。ウェブブラウザーを閲覧しているユーザーをアプリに誘導するための広告を主に展開したい。現状の誘導単価はリターゲティング広告よりも安い」と話す。
 リターゲティング広告は、サイトの閲覧履歴に基づき広告を配信するだけだが、CCAは膨大な購買履歴や行動データを機械学習で分析し、ユーザーが興味を持ちそうな商品やコンテンツを掲載した広告を配信できる。
 KCFは今後、モール出店店舗の商品データを最適化し、より効果的にCCAを活用していきたい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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