大日本木材防腐/EC事業者を買収/少子高齢化見据えBtoC強化

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 住宅用木材部材の販売などを手掛ける大日本木材防腐(本社愛知県、鈴木龍一郎社長)は9月10日、インテリアやエクステリアを取り扱うEC事業者を買収したと発表した。9月4日付で全株式を取得した。少子高齢化による住宅販売の先細りを見据え、既存事業とのコラボレーションやネット販売を拡充する。株式取得価額は公開していない。
 インテリア用品などを販売するリーベ(本社千葉県、高村浩行社長)の株式を取得した。大日本木材はBtoBが事業の大半を占めている。リーベの子会社化によりBtoCを強化する。
 今後、新たにオンライン上で「防腐木材や防腐薬剤の販売を行う予定」(経理部)と言う。リーベの買収を機にネット販売商品の拡充を図る。
 大日本木材が手薄としていたエクステリアの販路を共同で拡充する。関東に拠点がなかったため、リーベ本社のある千葉県を新たな拠点として位置付ける。リーベの17年3月期売上高は16億2000万円。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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