夢展望 18年4―6月期/主力のアパレルは拡大/ECモールの販売好調

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 夢展望の18年4―6月期(第1四半期)における売上高は、前年同期比1・7%増の13億1500万円だった。主力のアパレル事業は好調に推移したものの、グループのEC事業を支援するコンサルティング事業が大幅に減収となった。ファッションECモール「ショップリスト」の表彰企画において女性向けブランドでトップのグランプリを受賞。ECモールでの好調ぶりが鮮明になった。
 アパレル事業の売上高は、同13・5%増の7億7500万円だった。製造小売り(SPA)の体制を強化したことで平均販売価格を低減し、受注数を拡大した。
 楽天やゾゾタウンなど、30代の顧客が多い売り場での商品戦略や販売手法を最適化し、新規顧客を獲得した。営業利益は同54・4%増の1億2700万円となった。
 ジュエリー事業の売上高は、同40・4%増の2億700万円だった。ウェブ経由の来店客数が増え、客単価が上昇したことで売り上げは伸長。ただ、経営改善の過程で販売管理費が増加し、営業利益は5300万円の損失(前年同期は500万円の損失)と悪化した。
 トイ事業の売上高は、同19・6%増の2億4800万円となった。営業利益は同78・3%増の2300万円だった。環境は厳しいものの新規取引先との取り組みを推進している。
 コンサルティング事業の売上高は、同82・8%減の3700万円だった。関連会社のEC事業を支援していたが、グループ全体で物流を一元化する取り組みが始まったことなどにより、大幅な減収となった。
 19年3月期の売上高は、前期比18・2%増の60億円を計画している。営業利益は同2・8%増の6億円、当期純利益は同19・1%減の4億4000万円を見込んでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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