メルカリ／金融業で新会社／決済サービスの利用法人拡大へ

　メルカリは７月１７日、決済サービスの提供など金融業の基盤強化を目的とする新会社を７月２日付で設立したと発表した。決済サービスを利用する法人数の拡大に向けた営業戦略を全国で展開する。
　設立したのは「株式会社メルペイコネクト」。資本金は１億円で、メルカリの子会社で決済サービス「メルペイ」の提供など金融関連事業を手掛けるメルペイ（本社東京都、青柳直樹社長）が全額出資している。社長にはメルペイの青柳社長が就任した。
　メルペイは、メルカリが１７年１１月に設立した子会社。決済サービスのほか、仮想通貨・資産運用、融資、保険といった金融関連サービスの普及を目的としている。
　メルカリは写真撮影で買い取り価格を算出するサービス「メルカリＮＯＷ」など３サービスを８月内に終了する。
　「終了する事業の人員は既存のメルカリやメルペイなどの新規事業に異動し、メルカリグループ全体としてよりインパクトの大きい事業に集中していく」（広報）と経緯を説明する。