三越伊勢丹、定期ECを開始/オイシックスが運営を支援

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サブスクリプション(定期宅配)型の「ISETAN DOOR」

サブスクリプション(定期宅配)型の「ISETAN DOOR」

 三越伊勢丹ホールディングスは6月21日、サブスクリプション(定期宅配)型のECサイト「ISETAN DOOR(イセタンドア)」を開設した。約200万人のネット会員の顧客基盤を生かして、「ISETAN DOOR」への集客を目指す。運営支援はオイシックスドット大地が手掛ける。
 三越伊勢丹では、ハレの日を中心とした需要に加え、顧客接点の頻度を高めることを目的に、日常的な食品領域から、定期宅配サービスによる食品以外の領域も視野に入れている。伊勢丹新宿店で扱うブランドを中心とした商品や食品のスタイリストが目利きとなって選んだ商品の品ぞろえを提案する。
 定期食品宅配として3コースを用意。食材と、旬の野菜やミールキットを中心とした「ISETAN Preciousコース」、全国から厳選した「旬の野菜と食材コース」、妊娠期や子どもの月齢に合わせた食材を、レシピや栄養士のアドバイス付きで提案する「プレママ&ママコース」を提案する。初めて利用する人限定で「おためしセット」として、14品目を詰め合わせた商品を販売する。毎週木曜日に締め切り、最短2日で商品が自宅に届くようにする。
 三越伊勢丹HDの食品宅配を巡っては16年9月に、オイシックス(現・オイシックスドット大地)と、食品宅配を行う新会社を共同で設立すると発表。その後、18年3月に食品宅配事業から撤退し、既存の宅配会員向けには今春に定期宅配のECを始めるとしていた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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