アマゾンジャパン/レシピサイトから誘客/レシピ利用者のプライム会員化促す

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Amazonフレッシュの白子雅也事業本部長

Amazonフレッシュの白子雅也事業本部長

 アマゾンジャパンが運営する、プライム会員向けの生鮮食品のEC「Amazonフレッシュ」は4月19日、二つのレシピ関連サイトと提携した。それぞれのレシピページから、Amazonフレッシュの注文サイトに遷移できるようになった。レシピサイトの利用者にAmazonフレッシュの利用を促し、プライム会員の増加につなげたい考えだ。
 Amazonフレッシュが提携したのは料理のレシピ検索・投稿サイト「クックパッド」と、レシピ動画サイト「DELISH KITCHIN(.デリッシュキッチン)」。4月16日には、「クックパッド」の有料会員を対象とした「プレミアム献立」のメニューページから、Amazonフレッシュに遷移できるようになった。「プレミアム献立」は毎日3食ずつレシピが追加されているが、今後全てのメニューページにAmazonフレッシュへの導線を用意する予定だ。「デリッシュキッチン」についても、現在公開されているレシピ動画1万品目のほとんど全てのページから、Amazonフレッシュへ遷移できるとしている。
 Amazonフレッシュではミールキットや総菜の販売も開始した。現在は時短を意識したミールキットとして、八宝菜やチャプチェなど16種類を販売。人気惣菜店の「RF1(アールエフワン)」の総菜200種類以上も扱っている。
 Amazonフレッシュの利用者は18年3月時点で、Amazonフレッシュのサービス開始直後に当たる17年6月時点と比較すると、3倍以上に増加しているという。Amazonフレッシュの白子雅也事業本部長は、「クッキングスタジオなど、他企業とのコラボレーションは今後も加速させていきたい」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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