アマゾンジャパン/年間100万点を撮影/ファッション撮影拠点オープン

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Amazonの世界共通の撮影システム

Amazonの世界共通の撮影システム

 アマゾンジャパンは3月15日、東京・品川にファッション関連商品の撮影を行うスタジオをオープンした。米国をはじめとした世界中のAmazonの撮影拠点と、同じ規格の撮影システムを有している。この撮影拠点では年間100万点の商品を撮影する予定だとしている。3月15日には、ジャスパー・チャン社長とファッション事業部門のジェームズ・ピータース統括本部長による除幕式が行われた。
 新撮影スタジオの総面積は7500平方メートルで、11の写真撮影ブースと五つの動画撮影ブースを設けている。商品1点につき約5分で撮影を完了できるという。世界中のAmazon撮影スタジオと同じ規格の撮影機器を導入しており、同じ画質や業務の流れで撮影を行っている。商品ページに写真を配置したときに、統一した世界観を保てるような、撮影・加工を心掛けているという。
 通常の撮影ブースでは、モデルが商品を着用したベーシックな写真をホワイトバックで撮影する。その他、季節やトレンドを表現するための特殊な撮影ブースも用意している。
 新スタジオでは、Amazonが直販する商品の撮影のみを行い、出品サービスを利用している事業者の商品の撮影は行わない。日本のAmazonでは17年1〜12月の1年間で、1000を超えるファッションブランドの取り扱いを新たに開始したという。取扱商品点数の拡大と、商品ページの均質化を図るための施策だとみられる。

ジャスパー・チャン社長とジェームズ・ピタースファッション事業部門統括本部長

ジャスパー・チャン社長とジェームズ・ピタースファッション事業部門統括本部長

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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