KCF/流通高める武器を提供/「ワウマ」が新年度計画

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18年度の事業計画を説明する八津川博史社長

18年度の事業計画を説明する八津川博史社長

 ECショッピングモール「Wowma!(ワウマ)」を運営するKDDIコマースフォワード(KCF、本社東京都、八津川博史社長)は2月23日、18年4月からスタートする新年度の事業方針を都内で発表した。「ワウマ」を運営するための店舗管理システムを基軸として進化させるほか、新規ユーザー獲得のための接点拡大や、出店者の流通額を高めるためのサービス向上を積極的に実施する。八津川社長は「(18年度は将来に向けての)ターニングポイントになる。勝負を分ける非常に大事な1年になる」と位置付けている。

 18年度のキャッチフレーズは「飛翔」。それに向けて(1)店舗管理システム「Wow!manager(ワウマネージャー)」の進化(2)ユーザーベースの拡大(3)サービスレベルの向上という3点に取り組む。
 「ワウマネージャー」をより進化させて、流通額を拡大するためのさまざまな武器を搭載する。4月以降は集客・販促機能を強化に取り組む。一例を挙げると、予約販売機能やショップ内カテゴリー機能、SKU別入荷リクエスト機能といったものを導入する。
 「ユーザーベースの拡大」は、「ワウマ」の認知度向上をベースに推進。ウェブやアプリによる接点拡大にとどまらず、「ママリ」などKDDIグループとの連携や、リアルイベント「東京ガールズコレクション」との連携などによって、新規ユーザーの獲得、知名度向上を図っていく。
 「サービスレベルの向上」では、レコメンドや検索、カテゴリーランキングなど、出店者のための来店促進機能を強化する。メルマガやクーポンは、大幅な改善と分析を可能にするものに進化させる計画だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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