味の素/「代謝向上」の新サプリ/売上目標3億円に設定

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「カプシEX」の発表会のようす

「カプシEX」の発表会のようす

 味の素は11月7日、機能性表示食品として初めて「基礎代謝の向上」の表示が認められたサプリ「カプシEX(イーエックス)」を発売した。自社通販に限定して販売を行い、18年3月までの5カ月間で3億円の売り上げを上げることを目標に掲げている。
 新商品の「カプシEX」は、独自開発のトウガラシ原料「CH19甘(アマ)」を使用した代謝向上サプリ。機能性表示食品としての届け出が9月に受理されたため、「基礎代謝の向上をサポートする機能があります」という表示が可能になった。以前から販売している同社サプリ「カプシエイトナチュラ」と比べて、有効成分量を5倍に増量し、機能性表示食品化を図っていた。
 「基礎代謝」に対する訴求に同社は強い期待を寄せている。「興味・関心のある健康用語」を調べた同社アンケート調査では、「免疫力」や「眠りの質」を抑えて、「基礎代謝」が最も多くの票を集めたのだという。
 「基礎代謝」に期待する背景には、「カプシEX」の前身にあたる商品「カプシエイトナチュラ」の販売の中で得た教訓がある。「カプシエイトナチュラは代謝向上をうたえず、『燃焼力』と表現したが、ダイエット目的の顧客が集まってしまい、継続率は低かった」(安部智晴アミノサイエンス事業本部ダイレクトマーケティング部長)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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